名人のエキス
以前の名人の全国釣り行脚は、年間約250日に及んでいた。
さすがに、最近は歳もとり、遠征日数は減った。
一緒に釣りをすることも多々あるが、
私がくわせダンゴを一生懸命握って投げても、
海がシーンとして反応しないとき。
ど〜れ、ダンゴ貸してみ。
と、くわせダンゴのバケツに手を突っ込み、
おもむろにニギニギ。
綺麗に握ったダンゴを渡され、
それを海に投げてみる。
すると….アタリ!!!
え〜〜〜〜!!!しかも本命!!
さっきまで静かすぎる海だったのに、
一体何が違うの?
こういう場面は本当によくある。
私が思うに、
名人の手のひらからは、
長年染みついたダンゴのエキスがあって、
握るたびにエキス充填されているのでは!?笑
いつも手のひらを見せてもらうんだけど。
ごく普通の、シワも年季も入った手。
名人曰く、
外を固く、
中を柔らかく握ってるんだよ。
…え?なんですって。
エキスじゃないのか?
いや絶対にエキス出てますって。笑



