半世紀以上前から使われていた言葉ですが、現在もそのまま釣り場の共通語です。先人の言葉づかいを、現在の使われ方の補足とともにここに残しておきます。これがわかれば、あなたも釣り用語上級者です。
初出:『海釣りの楽しみ方』(西東社・昭和39年刊)巻末付録「釣り用語集」をベースに再構成しました。「※加筆」の印がある項目は、原本には掲載されていなかった言葉を書き加えたものです。あわせて『磯釣り名人仕掛け集』(西東社・昭和46年12月15日発行)巻末の「磯釣り用語集」に載っていた言葉と、遠矢流の釣り場で実際に使われている言葉を補いました。2026年10月には、『魚の釣り方』(愛隆堂・昭和30年)、『釣りドライブ』(実業之日本社・昭和42年)、『漫画早わかり 磯づり』『漫画早わかり 海づり』『漫画早わかり つりの仕掛け』(いずれも西東社・昭和53年)の用語集も参考にして、今も釣り場で使われている言葉を加えました。語釈はすべて当社で書き起こしています。
あ行(ア・イ・ウ・オ)
アオル(あおる) サオの弾性を利用して竿を前後に動かすこと。これによって釣り糸を手前に寄せられる。合わせの動作にやや似ている。
アカシオ(赤潮) 海中の微生物が異常発生し、潮が濁って悪くなった状態。
アカモノ(赤物) 体の色が赤い魚の総称。マダイ、カサゴなど。※加筆
アガル(上がる) あげ潮になる一時期をいう。
アゲ(上げ) あげ潮のこと。
アゲッパナ(上げっぱな) あげ潮になった一時期をいう。
アゴ ハリのかえしの部分。
アサッパ(浅場) 水深の浅いところ。アサバともいう。
アシ(足) 船の速度をいう。
アシバ(足場) 釣るときに立つ場所。「足場のよい堤防」のように使う。※加筆
アジロ(網代) 魚がよく集まる場所。もとは網を仕掛ける漁場のこと。※加筆
アタリ(当たり) 魚がハリのエサを食うとき、サオを通して手に伝わる魚信。
アナ(穴) 魚が生息している場所。
アナバ(穴場) あまり人に知られていないが、よく釣れる場所。※加筆
アブレ 魚が釣れないこと。
アワセ(合わせ) アタリがあったときに魚を掛ける操作。
アワセギレ(合わせ切れ) 合わせが強すぎたときなどに糸が切れること。
アラグイ(荒食い) 産卵後などに体力回復のため食いが強くなること。「荒食いの季節がきた」というように使われる。
イキエ(生き餌) 生かしたまま使うエサ。※加筆
イケス(生け簀) 釣った魚を生かしておく場所。船の生け簀など。※加筆
イシヅキ(石突き) サオの尻に付いている金属の部品。地面に突いても傷まないようにするためのもの。※加筆
イシモノ(石物) 磯釣りの代表的な対象魚である、イシダイ・イシガキダイ・クチジロなどの総称。※加筆
イソ(磯) 海辺の岩の多いところ。岩場ともいう。※加筆
イソモノ(磯物) 磯に生えている海藻や、そこに付く小動物。※加筆
イツカ(一荷) 二本バリ仕掛けで同時に二匹の魚が掛かること。
イヅキ(居付き) 魚が一定の場所から遠くへ移動しない状態。イツキともいう。
イトノビ(イト伸び) 釣りイトが引かれて伸びること。伸びが大きすぎるイトはアタリがにぶく、アワセも効きにくい。※加筆
イトフケ(糸ふけ) 風や潮流のためミチイトがたるむこと。
イシマ(石間) 海底に大小の石がたくさんある場所。
イッソク(一束) 魚百尾のこと。「一束釣り」などと使う。※加筆
イトウキ(糸ウキ) ハリスや道糸に付けて使う、ごく小さなウキ。いくつも付けてエサの沈み具合を見る。※加筆
イレグイ(入れ食い) エサを入れるたびに釣れる状態が、しばらく続くこと。※加筆
ウキシタ(ウキ下)※加筆 ウキ止め糸からハリ先までの長さをいう。タナと同様に使われることもある。
ウキヅリ(ウキ釣り) ウキの動きでアタリを見て釣る方法。※加筆
ウキフカセ ウキを使い、オモリをごく軽くして、エサをコマセとともに潮に乗せて自然に流す釣り方。本来の「フカセ」はウキを使わない釣りで、ウキを付けたものを区別してこう呼ぶ。もとは川の瀬釣りで使われていた言葉。※加筆
ウスイ(薄い) 魚の数が少ないこと。コイ(濃い)の反対。※加筆
ウチコミ(打ち込み) エサや仕掛けを狙った場所に投げ入れること。※加筆
ウネリ 波長の長い波をいう。
ウライソ(裏磯) 潮かげになる側の磯。※加筆
ウワズル(浮わずる) 魚がタナからはなれて、高い泳層にいる状態。
ウワモノ(上物) 海面近くを回遊する魚。メジナやクロダイなど、ウキ釣り・フカセ釣りの対象魚をさす。※加筆
エダス(枝素) 道糸から枝のように出したハリス。※加筆
オオシオ(大潮) 干満の差がいちばん大きい潮回り。旧暦の一日・二日、十四日〜十七日ごろにあたる。※加筆
オカヅリ(岡釣り) 「おかっぱり」ともいい、陸から釣ること。※加筆
オキザオ(置きザオ) サオを磯に置いたままにして釣る方法。大物釣りに多く用いられる。※加筆
オキヅリ(沖釣り) 船で沖へ出て釣る釣り方。
オキネ(沖根) 沖のほうにある水中の岩礁。
オクリコム(送り込む) 仕掛けと糸を前方に送り出すこと。
オサエコム(押さえ込む) 魚が糸を引き込むこと。
オチ(落ち) 晩秋から初冬にかけて、魚が深場へ移動すること。※加筆
オチコミ(落ち込み) エサが沈んでいく途中。この間に食ってくることも多い。※加筆
オマツリ(お祭り) 仕掛け同士がからみあうこと。
か行(カ・キ・ク・ケ・コ)
カイコウ(海溝) 海底が溝状に深くなっているところ。潮の流れ道になる。※加筆
カイツケ(飼いつけ) 同じ場所にエサをまき続けて魚を寄せ、居つかせておくこと。※加筆
ガイド サオに付いている、ミチイトを通す輪。穂先のものをトップ・ガイドと呼ぶ。磯ザオには小さめのものを数多く付ける。※加筆
カケアガリ(駆け上がり) 海底の深場から浅場へ向かう傾斜面。
カゼウラ(風裏)※加筆 風が当たらない場所のこと。
カタ(型) 魚の大小。釣れたことを「型を見た」ともいう。
カミツブシ 割りビシの一種。歯でかんでイトに留める小さなオモリ。※加筆
カラアワセ(空合わせ) アタリがなくても合わせの動作をすること。
カカリ(掛かり) ハリが海底で引っ掛かる障害物。
カケダス(駆け出す) 魚がエサを食わえて逃げだすこと。
キキアワセ(聞き合わせ)※加筆 ゆっくり竿を起こしながら魚がかかっているかどうか確かめるアワセ。
カケアワセ(掛け合わせ) ウキなどの初動をとらえて、すばやく合わせること。遠矢流の基本。※加筆
カタナシ(型なし) 魚が一尾も釣れないこと。※加筆
ガンダマ(ガン玉) 散弾のような形の、丸い小さなオモリ。割れ目にイトをはさんで留める。号数で重さを表す。※加筆
ギアヒ(ギア比) リールのハンドル一回転で、イトを巻き取る部分が何回まわるかを表す数字。大きいほど巻き取りは速いが、力は弱くなる。※加筆
キク(聞く) アワセの前に、サオをわずかに動かしてアタリを確かめる動作。クロダイ釣りでは「聞き釣り」ともいう。※加筆
キク(効く) 「コマセが効く」「潮が効く」のように、その働きが現れている状態をいう。※加筆
キタ(来た) アタリがあったこと。※加筆
ギャフ 手カギ。大型魚を取り込むときに使う道具。※加筆
ギョエイ(魚影) 魚のいる数のこと。「濃い」「薄い」で表す。※加筆
キル(切る) エサやオモリを底から少し離すこと。「底を切る」と使う。※加筆
クイ(食い) 魚がエサを食うこと。
クイアゲ(食い上げ) 魚がエサをくわえて浮き上がること。ウキが浮き上がったり、イトがゆるんだりしてアタリが出る。※加筆
クイガタツ(食いが立つ) 魚が活発にエサを食い始めること。※加筆
クイコミ(食い込み) 食いの状態。「食い込みがよい・悪い」というように使う。
クイシブル(食い渋る) 魚の食いが悪く、なかなかエサを食わないこと。※加筆
グラスロッド グラスファイバーを素材とした釣りザオ。※加筆
クワセヅリ(食わせ釣り) 生きエサや食わせエサを、自然な状態で魚に食わせる釣り方。※加筆
ケシコム(消し込む) 魚がウキを海中に引き込む状態。
ゲドウ(外道) 目的の魚以外の魚をいう。
コイ(濃い) 魚影が多いこと。ウスイ(薄い)の反対。※加筆
ゴウカン(剛竿) じょうぶで張りの強いサオ。※加筆
コシオ(小潮) 干満の差が小さい潮回り。※加筆
コシヌケ(腰抜け) 弾力が失われて腰の抜けたサオ。古い竹ザオに多い。※加筆
コマセ 撒きエサや寄せエサのこと。
ゴボウヌキ(牛蒡抜き) 魚を海中から一気に抜き上げること。
コモノ(小物) 小さい魚。※加筆
さ行(サ・シ・ス・セ・ソ)
サオイッポン(竿一本)※加筆 竿一本分の長さをいう。およそ5m。例:「水深どのくらい?」「竿一本くらい」
サオカケ(サオ掛け) 磯でサオを置くための小道具。※加筆
サオシタ(竿下) 竿の長さの範囲の海面。
サオジリ(サオ尻) サオのいちばん末端、根元の部分。※加筆
サオタテ(サオ立て) サオを立てておくための小道具。砂浜でサオを立てるときに使う。※加筆
サオマケ(竿負け) 釣り人の体力以上のサオを使った場合の状態。
サキイト(先イト) ミチイトの先につなぐイト。※加筆
サキチョウシ(先調子) サオ先が柔らかく、しかも弾力性に富んでいるサオをいう。
サグリ(探り) 一か所にとどまらず、ポイントを移しながら釣ること。※加筆
サゲ(下げ) 潮が引くこと。下げ潮。※加筆
サソイ(誘い) エサを動かして魚の食欲を誘うこと。
ササニゴリ 潮がうすく濁ること。
サラシバ(晒し場) 波がくだけて白く泡立っている場所。
サルカン ヨリモドシと同じ。
サンマイ(三枚) 魚を三枚におろす料理法。骨の左右に身を分け、骨とあわせて三枚とする。※加筆
ジアイ(地合い) 魚の食いが立ち、よく釣れる時間帯や条件。「地合いが来た」と使う。※加筆
ジイソ(地磯) 陸続きの磯。※加筆
シオオモテ(潮表) 潮がぶつかってくる側。
シオガワリ(潮変わり) 潮の流れが変わること。※加筆
シオサキ(潮先) 潮の流れる方向。
シオドキ(潮時) 干潮・満潮の時間。今も現役で使われる言葉。※加筆
シオダルミ(潮だるみ) 満潮または干潮のとき、潮が動かなくなること。
シオドオシ(潮通し) 潮の流れ。流れが顕著なところを「潮通しがよい」という。※加筆
シオマチ(潮待ち) 釣りによい潮具合になるのを待つこと。
シオウラ(潮裏) 潮のぶつかっている反対側。
シオメ(潮目) 流れの違う潮がぶつかり、境目が帯状に見えるところ。※加筆
シカケ(仕掛け) ハリ、ハリス、オモリなどの道具立て。ミチイトを含めていうこともある。※加筆
シケ(時化) 荒れ模様の天候。出漁できないような状態。※加筆
シズミヅリ(沈み釣り) ウキを使わずに釣る釣り方。ウキ釣りに対していう。※加筆
シッテヅナ(尻手綱) 「シッテ」ともいう。サオジリに取り付けるロープ。大物釣りで用いる。※加筆
シボリコム(しぼり込む) 魚が強く急速にサオ先を引き込むこと。
シマワタリ(島渡り) 船で磯へ渡ること。※加筆
シメコミ(締め込み) 掛かった魚が強く引いて、竿先を大きく引き込むこと。シボリコミと同じ。※加筆
シメル(締める)※加筆 魚の血抜きや神経じめをすること。
シモリ イトウキや小さな玉ウキをいくつも付けて、エサをゆらゆらと沈めること。シモリウキを使った釣りをいう。※加筆
シモリウキ 水中に沈めて使う仕掛けウキ。※加筆
スイコミ(吸い込み) エサといっしょにハリを魚に吸い込ませるようにした仕掛け。※加筆
スカリ 釣った魚を入れておく網袋。※加筆
スタードラッグ リールのドラグを星型のつまみで調整する機構。※加筆
ステオモリ(捨てオモリ) 根掛かりしたときに、オモリだけが外れるようにした仕掛け。※加筆
ステザオ(捨てザオ) 本命のサオとは別に、念のため出しておくサオ。※加筆
スプール リールのイトを巻いておく部分。※加筆
スレ 魚の口以外の部分にハリが掛かること。
セ(瀬) 潮の流れの早い場所。または海底に岩礁のある場所。
セイキ(盛期) その魚がいちばんよく釣れる時期。※加筆
セツキ(瀬つき) 魚が産卵のために浅瀬へ寄ること。※加筆
セヅリ(瀬釣り) 瀬の岩礁での釣り。磯釣りと同じ。川では、ヤマベやハヤをウキで流して釣る瀬釣りもこう呼んだ。※加筆
ソコヅリ(底釣り) 海底にエサを付けて釣る釣り方。
ソコリ 干潮で水位がいちばん下がったとき。※加筆
ソトドウシ(外通し) 外側に糸を繰りだすガイドをつけてあるサオ。
た行(タ・チ・ツ・テ・ト)
タカバ(高場) 浅場に同じ。
タチ 水面から底までの深さ。魚のいる層をいう「タナ」とは別の言葉。※加筆
タチコミ(立ち込み) 釣り人が水の中に入って釣ること。※加筆
タテル(立てる) 魚が掛かったときにサオの弾性を応用するためにサオを立てる動作。
タメル(矯める) 魚の強い引きに対してサオの弾性を利用して持ちこたえること。
タナ(棚) 魚のいる層。
タマ(玉網) 円型の手網。タモともいう。
チカライト(力糸) 投げ釣りで、ミチイトの先につなぐ太めのイト。投げるときの衝撃で細いイトが切れるのを防ぐ。※加筆
チモト ハリの根元の太い部分。
チュウヅリ(宙釣り) 底を切って、中層を釣ること。※加筆
チョウカ(釣果) 釣り上げた成果。
チョウジャク(長尺) 寸法の長いこと。※加筆
チョウセキ(潮汐) 潮の干満。※加筆
チョンガケ(ちょん掛け) エサのつけ方のひとつ。
ツケエサ ハリに付けるエサ。コマセ(撒き餌)と区別した呼び方。遠矢流では、コマセと同じオキアミをツケエサに使う(遠矢流の「同調」)。※加筆
ツリアジ(釣り味) 釣ったときの手ごたえ。同じ魚でも、やわらかいサオで釣るほうが釣り味があるとされる。※加筆
テゴタエ(手応え) 手にアタリを感じること。
デキ 稚魚または当才魚。
デル(出る) 釣れること。
テンビン(天秤) ハリスのからみを防ぎ、オモリを付けるための金具。投げ釣りや船釣りで使う。※加筆
ドウ(胴) サオの中央部。
ドウチョウシ(胴調子) 中央部に調子のあるサオ。
トシナシ(年無し) 老成魚のこと。ネンナシともいう。クロダイでは50センチを超えるものをこう呼び、釣り人の目標とされる。※加筆
トリコミ(取り込み) 掛けた魚を釣り上げる動作。
トメジマ(止島) 危険があるので釣りが禁じられている島。
な行(ナ・ニ・ヌ・ネ・ノ)
ナカシオ(中潮) 大潮と小潮の中間にあたる潮回り。大潮の前後の数日をいう。※加筆
ナガシオ(長潮) 干満の差がもっとも小さくなる潮どき。※加筆
ナギ(凪) 無風で波のない状態。
ナギダオレ(凪だおれ) 凪でかえって釣れない状態。
ナグラ 暴風の余波やうねり。
ナゲウキ(投げウキ) ウキにオモリを組み込んで、遠投できるようにしたウキ。※加筆
ナブラ 魚の群れ。
ナカドウシ(中通し) ミチイトがサオの中を通って穂先へ行くように作られたサオ。
ナゲコミ(投げ込み) 仕掛けを遠くへ投げ入れて、底を釣る釣り方。※加筆
ナジム(馴染む) 投げ入れたウキや仕掛けが立ち、水面で落ち着くこと。※加筆
ナミツギ(並継ぎ) サオのつなぎ方のひとつ。そのまま差し込んでいく方式。※加筆
ナライ 北東の風。北北東の風なども含む。漁にはよい風とされる。※加筆
ニガシオ(苦潮) 海水の塩分が濃くなったりして釣りには向かない状態。
ニクブト(肉太) ハリの軸が太いこと。
ニシ(西) 西風または冬の季節風。
ニマイジオ(二枚潮) 上層と下層で流れが違うこと。質の異なる潮が重なって起こる(二枚潮のしくみ)。※加筆
ヌキアゲ(抜き上げ)※加筆 釣れた魚を海中から岡へ一気に引き上げること。
ヌク(抜く) 魚を水中から引き上げること。
ヌケル(抜ける) 魚が水面に飛び出すこと。
ヌメリ 魚の体の表面をおおうぬるぬるしたもの。※加筆
ネ(根) 海底にある岩礁、または島や陸地の基部。
ネウキ(寝浮木) 水面に横たえ、アタリがあると立つウキ。
ネガカリ(根掛かり) 仕掛けが根に引っ掛かること。※加筆
ネガシラ(根頭) 海中の岩礁のふちや上部のこと。
ネザカナ(根魚) 「ねうお」ともいう。根につく魚。カサゴなど、磯釣りの対象魚。※加筆
ネズレ(根ずれ) イトが海中の岩礁に触れていたむこと。
ネマワリ(根回り) 根のすそ部の周囲。※加筆
ネムリ ハリ先が内側に曲がっていて、掛かった魚が外れにくいハリの形。※加筆
ノウカン(納竿) 釣りを終えて、サオをしまうこと。※加筆
ノサレル 魚の引きがサオの弾性以上に強く、折られるかサオとミチイトが直線になってしまうこと。
ノジメ 釣った魚をすぐその場で締めること。
ノッコミ(乗っ込み) 産卵期に浅場へエサをあさりにくること。
ノベザオ(延べ竿) リールを付けない、継ぎのない竿。※加筆
ノボリシオ(上り潮) 関東では西へ流れる潮、西日本では東へ流れる潮をさす。むかしの街道の上り・下りにならった呼び方。※加筆
は行(ハ・ヒ・フ・ヘ・ホ)
パーマ リールのスプールからイトが出すぎて、パーマネントのようにもつれること。※加筆
ハエ 海底の磯に続く大きな岩礁。※加筆
バカ サオの長さより長いミチイトの部分。
バカをくれる※加筆 糸のたるみをつくって掛かった魚を油断させる方法。
バックラッシュ リールのスプールが回りすぎてイトがもつれること。パーマと同じ。※加筆
ハナ(鼻) 海岸で突きだした部分。
ハヤアワセ(早合わせ) 魚のアタリをウキでとらえた瞬間にアワセること。※昭和39年当時は「魚がエサを十分くわえていないうちにアワセて魚を逃がすこと」とされていた。
バラス 掛かった魚を逃がすこと。
ハリス(鈎素) ハリを結ぶイト。ミチイトより細いものを使う。※加筆
ビシ オモリのこと。※加筆
ヒネ 三年以上の老成魚。
ヒトヒロ(一尋)※加筆 両手を広げた寸法、およそ160cmを指す。
ヒビ(篊) 海苔の養殖のために海中に立てた竹や網。※加筆
フカシヅリ 小さなオモリを付けるか、エサの重さだけで仕掛けを中層に流し、中層の魚や目のよい魚を釣る方法。※加筆
フカス※加筆 糸を引っ張らずに自然に垂れさせること。
フカセ※加筆 エサや仕掛けをオモリで沈めず、ふわふわと自然に漂わせること。これが本来の語源で、フカセ釣りの名の由来。
フカセヅリ(ふかせ釣り) オモリをほとんど使用しないで釣る釣り技の一種。ウキを使わず、軽い仕掛けだけで沈める釣りを指す。現在は「ウキフカセ」の略称として使われることがあるが正確ではない。ウキを使う場合は「ウキフカセ」という。
フカバ(深場) 全体に深い場所。※加筆
フカンド(深んど) 深場。
フケル イトフケと同じ。風や潮の流れのために、道糸が弧を描いてたるみ、まっすぐ沈んでいかないこと。
ブッコミ ウキを使わず、オモリで道糸を張っておき、竿先の動きや手に伝わる感触でアタリを取る釣り方。※加筆
フラシ 網製のビクをいう。
フリースプール リールのスプールが自由に回り、イトが出ていく状態。※加筆
ベイリール 回転スプール・リールの一種。横幅が狭く、巻き取りが速い。※加筆
ヘタ(端) 海岸。波打ちぎわ。地磯の意味にも使う。※加筆
ヘチ 磯のふちの部分。
ポイント 魚の集まるところ。
ボウズ(坊主) 釣果がまったくないこと。※加筆
ホサキ(穂先) サオの先の部分。棒ウキのトップを指す場合もある。
ま行〜(マ・ミ・ム・メ・モ・ヤ・ユ・ヨ・ラ・ワ)
マキエ(撒き餌) 魚を寄せるためのもので、コマセともいう。
マズメ 夜明けごろと、たそがれどきのこと。朝マズメ・夕マズメと使う。※加筆
マチヅリ(待ち釣り) 積極的にポイントを探らず、置きザオで待つ釣り方。※加筆
マワリジオ(回り潮) 潮の流れが分かれ、同じところを回る動きを見せること。好ポイントのひとつ。※加筆
ミオ(澪) 船の通り道になっている、深くなった筋。潮通しがよく、好ポイントになる。「ミオスジを狙おう」と使う。※加筆
ミツカン(三ツ環) 三方向にヨリモドシの付いた小物。三ツ又ヨリモドシともいう。※加筆
ミヅリ(見釣り) 澄んだ水中で魚がエサを食うのを見ながら釣る釣り方。
ミャクヅリ(脈釣り) 釣り技の一種。
ムコウアワセ(向こうアワセ) 合わせなくても、魚がハリに掛かること。置きザオの場合に多い。※加筆
ムシ(虫) ゴカイ、マムシ、イシゴカイなどの釣りエサ。※加筆
メイカン(銘竿) 高級なよいサオ。
メジルシ(目印) 道糸に付けて、小さなアタリを見るための小道具。羽根やセル板、ビニール管などを使う。※加筆
モジリ 魚によって起こる海面上の波紋。
モチコム(持ち込む) 魚の引きが強くサオを立てられない状態。
モドリ(戻り) ハリ先の返し。ハリはずれを防ぐもので、磯バリにはかならず付いている。※加筆
モヤウ(舫う) 船をロープで杭や岸壁につないでおくこと。「もやっておく」と使う。※加筆
ヤビキ(矢引き)※加筆 矢を引いた腕の形から、体の中心から指先までの長さを示す。およそ80cm。ヒトヒロの半分の意味で使われることが多い。
ヤマ(山) 陸の目標物を二つ以上重ねて見通し、海の上で自分の位置やポイントを決めること。「山だてして位置を決める」と使う。※加筆
ユウドウシキ(遊動式) ウキやオモリがミチイト上を動く形式の仕掛け。タナを自由に変えられる。※加筆
ヨセエ(寄せ餌) コマセと同じ。
ヨム(読む) 見きわめる、見分けるという意味。「潮を読む」などと使う。※加筆
ヨリ(寄り) 魚が一個所に集まること。
ヨリモドシ(撚り戻し) イトのよれを防ぐために、道糸とハリスのつなぎ目などに付ける小道具。サルカンともいう。※加筆
リールシート リールをサオに固定する座金。※加筆
ワカシオ(若潮) 長潮の翌日の潮。この日から新しい潮回りに入る。※加筆
ワク(湧く) 小魚などがたくさん集まること。「エサ取りが湧く」と使う。※加筆
ワリビシ(割りビシ) 割れめを付けた小さなオモリ。イトをはさんでかしめて使う。※加筆
