メジナ(グレ)釣り入門〜初心者が最初にそろえる仕掛けと道具〜

メジナ(グレ)はどんな魚か、どこで釣れるか

標準和名はメジナですが、関西や四国ではグレ、九州ではクロと呼びます。

岸に近い岩礁帯に住み、群れで泳ぎます。
タイに似ていますが、全身が青黒く、口が小さいのが特徴です。

雑食性で、小動物や海藻を食べます。
南日本に多い魚で、全長は50cmほどになります。

外洋性のクロメジナは、エラの縁と胸ビレの付け根が黒く、尾ビレの先が尖っていることで区別できます。
食性はメジナと同じです。
メジナをクチブト、クロメジナをオナガと呼ぶこともあります。

最初にそろえる道具

竿 1.5号など、固めの竿を使うことが多いのですが、遠矢釣法では、黒鯛と同じ硬さの1.0号の竿を使います。

竿はピンキリありますが、最初は求めやすいものからでいいと思います。

釣りにハマってきてからは、徐々に予算に応じて高価なものを求めると良いでしょう。

おすすめは、DAIWA 銀狼1-53でしょう。3-4万円程度で買うことができます。

チヌもメジナも狙えるエントリーモデルです。

竿とリールの例
竿とリールの例。竿は、上級者向けのモデルです。初心者の方は、手頃な竿で、十分です。

リール 遠矢釣法では、黒鯛釣りと同じリールを使います。
レバーブレーキ付きスピニングリールの2500番台です。

おすすめはラグザス2500LBDまたはシグナス2500JBDでしょう。3-4万円で手に入ります。

ライン 道糸やハリスは、グレ釣りでは太めのものを使う傾向がありますが、遠矢釣法では、黒鯛と同等のものを使います。
道糸はナイロン2号、ハリスはフロロカーボン1.5〜1.75号です。
ハリスの長さは、3mです。
磯などのライン切れを心配する釣り場では、1.75号にします。

おすすめはオーナーばりで、道糸はオーナーザイトフラッシュRX2号、オーナーザイトフロロ1.5号または1.75号です。

ウキ サラシなどに揉まれても、しっかり浮くウキが良いです。
遠矢グレスペシャルや、遠矢グレZFシリーズなどです。
遠投で狙う場合は、DPダイレクトポイントシリーズもおすすめです。
浮力は、東日本では3Bが好まれ、西日本では0が好まれますが、基本のBから使うことをお勧めします。
また、遠矢グレシリーズでは、調整オモリをつけずに、トップの中にオモリを仕込んで、浮力を抑えることができます。

遠矢グレスペシャルの3本
遠矢グレスペシャル。左から、SP80-18(000)、SP80-18(00)、SP100-16(0)

ガン玉 Bを中心に持っていくと良いですが、G5もあったほうがいいです。G5はトップの中に入れることもできます。

針 グレ針は、4号を使います。おすすめはオーナーばり、カットグレ4号。

エサ 生オキアミブロックから、つけ餌を取ります。
オキアミは、小さめのものが良いです。3kgブロックを買って持っていきます。前日にクーラーの中へいれておけば、到着時にちょうどよい半解凍の状態で使いやすいです。

配合餌 マルキューV9を中心に揃えます。
V9一袋に、オキアミ3kgという感じで1:1で配合します。そこにパン粉1kgも混ぜて、ボリュームアップさせるのと、水分量を調整する目的もあります。海水はコマセがビチャビチャにならない程度に様子を見ながら入れます。

マルキューV9の袋と配合餌
配合餌のマルキューV9とパン粉

道具や小物 バッカン(餌をまぜる)、水汲みバケツ、つけ餌入れ、柄杓、タオル、ハサミ、スクラムストッパー(またはゴムハカマ大2個を爪楊枝で連結)、クーラーボックス。フェルトスパイク付きブーツ(または靴)、ライフジャケット。
柄杓(ひしゃく)は、50〜60cmがおすすめです。
カップは小さめ。
長すぎると手首を痛めてしまいます。
クーラーボックスは遠矢流では27Lサイズがチヌと併用できるので推奨していますが、クーラーやライフジャケットや靴も安いもので大丈夫。
私は、2900円の特売レジャークーラーと、1980円のライフジャケットから始めましたよ。

最初は、道具を揃えるのに、お金がかかります。
ルアー釣りと違って、このセットは、長い期間使えます。
ルアーごとに竿を変える必要もありません。

仕掛け図

メジナ(グレ)釣りの初心者用仕掛けの例

撒き餌とエサの使い方、ポイントの作り方

磯場についたら、潮の流れを観察します。

メジナは、餌を与えると浮いてくる習性があります。
釣りを始める前に、しばらくは、同じポイントへ撒き続けます。
メジナの姿が見えたら、釣りを開始するぐらいで、ちょうど良いです。

アタリの取り方と、取り込み

アタリは基本的に、ウキに反応が出たら、即アワセを入れることが大事です。
ただし、黒鯛釣りよりも、餌を吐き出すスピードが早いです。
ウキがはっきり反応してからアワセると、遅いことがあります。
また、食い渋りのときは、早すぎてもダメなことがあります。
餌を離すタイミングは、日によって変わるので、そのときどきのタイミングを見計らうことが肝要です。

ただ、ウキを消し込むまで待たない点では、黒鯛釣りと同じです。
時には、ウキ止め糸が動くのを見て、アワセを入れることもあります。

アワセのタイミングが難しい魚ですが、うまく調子が合えば、1日に30枚以上を釣ることも可能です。

黒鯛釣りに慣れてしまうと、メジナのアワセのタイミングに慣れるまでは、リハビリが必要になります。笑
逆に、メジナのタイミングに慣れると、黒鯛釣りを始めたときに、またタイミングがズレます。笑

遠矢国利名人に言わせれば、「メジナは数釣ってナンボ。」

よくある失敗とQ&A

堤防でも、メジナは釣れます。
岩礁帯のある防波堤などでは、よく釣れます。
春〜初夏には、防波堤で、小さな手のひらメジナがよく釣れます。

小さいからといって、侮ってはいけません。
小さなメジナを狙っていると、ときどき、40cm越えの大物メジナもかかることがあるからです。

Q/シモリ玉、潮受けゴムは必要ですか?
A/不要です。
遠矢釣法は、シンプルです。
ウキ止め糸、スベイル、ガン玉で十分です。
シモリ玉や潮受けゴムは、浮力がついて、仕掛けが浮いてしまうことが多いからです。

Q/二段仕掛けは必要ですか?
A/不要です。
二段にすると、アタリの感度が鈍くなってしまいます。

Q/渋い時の対処法は?
A/まず、つけ餌の中から小さいものを選び、小さく丸く針につけてみます。
オキアミの場合は、頭と尻尾を取って、小さく丸くつけることが大事です。
黒鯛は尻尾まで取らなくてもいいのですが、メジナは尻尾も取ったほうがいいです。
それでも食い渋るときは、オキアミの殻をとったりします。
昔は、魚の卵などをよく使いました。(名人談)
黒鯛は硬いものも好きですが、メジナは、ふわふわして、やわらかいものが好きなんです。

Q/PEラインは使わないのですか?
A/はい、使いません。
PEは水に浮くので、狙ったタナに届かず、かえって邪魔をします。

Q/半遊動の場合、水深を測るのですか?
A/磯場の場合は、測れないことが多いので、メジナを狙う場合は、まずはウキ下2ヒロ(=約3m)から始めて、その上下を探っていけば、その日のタナに到達します。

Q/ウキ止め糸を取って、仕掛けを流したりはしないのですか?
A/基本的にしません。
メジナがどのタナで当たったかというのも、重要な情報になります。
それに、ウキ止め糸なしでは、2匹目が難しい。タナがわからないからです。
大量に撒き餌を撒いて、メジナを浮かせて釣るやり方もあるようですが、これは一般的ではありません。
だいたい、そんなに大量の撒き餌を、磯場に持ち込むことが、一般人には難しいでしょう。

遠矢グレシリーズのご案内

棒ウキ感覚で使いたい場合は、グレZFを、
円錐ウキ感覚で使いたい場合は、グレスペシャルを、使ってみてください。