太田源
「 遠矢流 」で狙う
大カマス極意①
写真①10/20日半夜41匹
何故ゆえ遠矢流なのか?
以前のカマス釣と言ったら朝夕のマヅメにサビキやルアー等によるものが大半であったり、その他はカゴ釣りで使用されるような大きな鉛やそれに準ずる遠投浮きを用いた大型仕掛であったり、
日中、足元近辺を非自立浮きでの餌釣りで有ったかと思います。
「深夜に狙う大型カマス釣り」
今、東伊豆界隈で棒浮きを用い軽い仕掛で夜間に大型カマスを狙う釣り師の殆どが、
この「遠矢浮き」を用いた「遠矢流」の見様見真似によるものかと思います。
「遠矢流仕掛とは」
写真②正式名称
グレZF(ゼロフカセ)
大180.使用B/G2/0号
ご覧の通りグレZF(以下ZF)のパッケージには
浮きトップ大、小各1本。
細長い錘が1つ。
透き通ったプラスチック?棒1本。
浮き本体1つ。
「これよりは、当方の勝手な解釈も多々あり、遠矢名人の意とは異なる部分も有るかと思われますが😅(源)個人の意見感想とご了承願います。」
この浮きは単なる棒浮きではなく、浮き本体に錘が仕込まれた、いわゆる「自立浮き」「カラクリ浮き」等と称される棒浮きです。
この一風変わった形のカラクリ浮きこそが、「遠矢浮き」=「遠矢国利名人」が発案された特殊な棒浮きです。
この棒浮きの特徴は、
超遠投が出来る。
水中内の微細な動きを表す。
特にトップの視認性は他の棒浮きでこれに比類する物は皆無であります。
雨風潮流等、多彩な自然に対応しする事が出来る等々。
この度の深夜の大カマス狙いにおいて特に重要な要素を、唯一全てを持ち合わせた棒浮きであることから、、、「遠矢浮き」でなければ、出来得ない「釣技」「釣法」であることから「遠矢流」と言い換える事が出来るのではないかと思います。
写真②の中にある不思議な透明棒。
これは、、、一体?
実はこの釣で最も重要なパーツなんです。
このプラ棒はトップの中に入れるワケなんです。
つまりトップの中の空気を追い出してトップの感度を上げる役目をしてくれるのです。
中空のトップの中には空気が有ります。トップが沈めば沈む程圧縮された空気によって最先端の動きは鈍くなる=魚に違和感を与えてしまうわけです。
ここまで拘らなければ釣れない魚こそが、、
グレ(メジナ)なんです。
それ故に本浮きを「グレゼロフカセ」と称されるのかと思います。
この微妙な感度こそが実は深夜カマスには無くてはならない特質なのであります。
ZFのトップは太くてとても見易い。
更にはこの太くて長いトップのお陰で、遠投時揚力を受けてより遠くまで浮きを運んでくれるのです。
特にカマスは動きの有る餌に反応する個体であることから、誘いは重要なテクニックの一つであります。
その為にはより遠くから誘いを掛けることが、より多くの個体にアピールをすることになる訳です。
「超遠投が出来る」
その事が単なる棒浮きと異なり、広範囲にカマスを探る最大の武器に成り得るのです。
同じ様な棒浮きを使用しても、、、中々思うように釣果がでない理由!。
それは、この「遠矢流釣技」を読まれましたら、必ず理解相応の結果が現れることと確信致します。
「釣法」
このFZ(浮き)以外に一切の錘は使用しません。ZF「付け餌の重さだけで自然に漂う」
このFZ単体でキビナゴ餌を3~40mは運んでくれます。
この浮きを知らない釣り師は大きな錘を背負わせた棒浮きを投げ込んでいるのではないでしょうか?
写真②に有る棒状の錘はトップ位置を決める調整錘になります。重ければ簡単にカット出来る用に成っています。
注)但しあくまでプラ棒入れてからの錘調整で。
調整の基本は、
夜間はウキトップに目印の光物(電池式or夜光ケミ等)を装着します。
要は其(光物)が見えていればOKで日中の様に長くトップを出す必要は有りません。
強いて言えば魚が触ったらすぐにシモル位に微調整することがキモです。
針仕掛等は過去のインスタを参考に。
写真③は上潮が早いときや風が強い時は別売いのロングトップの装着をお薦めします。
その際の浮力調整に写真中のジンタ錘(G6)を使用します。
写真④「なんちゃって遠矢浮き」です。
①はメーカーの量産型で成りは似てますが全然飛びません🤣②使っている内に浮力が変わります😭
カマスは活きて泳ぐ魚を食べ歩くと思っている、、、方は❌。
深夜組の彼らはベイトの群れの中に入り、あの鋭い歯で手当たり次第切り回し、後に浮遊するベイトを食べ漁るのです。
故に、内蔵を開くと殆んどの補食ベイトは、、頭からでは無く、尻尾から飲み込まれているのです。
故に死んだベイトは水中ではまるで「枯れた木葉の様な軽さ」なはずなんです。
臆病なカマスは補食時、
一旦餌をアマガミします。その折に必要異常の負荷を感じると口から離してしまうのです。
遠矢流ゼロフカセ(ZF)とは、「付け餌が錘によらず自然に漂う」との「意」と受け止めています。
唯錘も着けず遠矢浮きの持つポテンシャルだけで誰でも簡単に大カマスは、、、掛かります。。。😁
合わせの極意は、、、また今度😁🤣🤣🤣