1990年代に黒鯛釣りを始めた初心者の私は最初の黒鯛を釣るまでに実に22回の釣行を重ねた。
遠矢先生の佐渡ヶ島でのビデオを見て黒鯛に対する情熱が湧き出たのは若さもあったのでしょう。 平
成5年に初の48センチの乗っ込み黒鯛を釣ったときは手足が震えるほどの感動と放心状態だったように思います。
このとき使用したのが遠矢ウキLB-小という人気のあるうきでした。
こうして私の釣り人としてのキャリアが始まったのですが、若いという事は好奇心も旺盛な時期で、私もまわりの仲間と色々な釣りに行ったように思います。
そして円錐浮きを使った時期もあったのですが、平成20年になり遠矢先生の本に出会う事になりました。
前年に辰巳出版から 遠矢国利の黒鯛釣り【極意直伝】というカラー紙面の内容の濃い本が出版され、これは私に取っての参考書として今でも愛読させてもらっておりますが、この本がきっかけとなりまた!
遠矢先生のうきを使ってみたいと思ったのと、水深の深い釣り場でエサ取りの多い時にオキアミや練りエサですら底につけ餌が届かない状況でもチヌパワー食わせ団子ならなんとかなるかもと藁にもすがる思いで私と遠矢ウキの釣りが平成20年から本格的に始まりました。
棚の取り方にしても、食わせ団子の作り方や握り方、投げ方などを本を頼りに独学で学びました。 すると徐々に釣りに対する変化が釣果にも現れるようになりました。
まわりが釣れないときでもなんとか1枚釣れたりして最初は半信半疑でしたが、それが次第に確信になり、自信と繋がるようになりました。遠矢ウキを使うようになり、15年くらいしたときに JFT(全日本釣り技術振興評議会)主催の大会で関東大会優勝を二年連続で勝ち取り、のちの全国大会となる磯チヌトーナメントでは、準優勝を飾ることが出来ました。
おそらく遠矢ウキを使っていなかったらこの結果は生まれなかったと思います。 今年も秋にJFTの磯チヌトーナメントに参加するにあたり、本当に感謝しかありません。
これからもウキとの対話を楽しみながら釣り道に精進したいと思います。
副島様
お手紙ありがとうございます。
クロダイ釣りの魅力に駆られ、私も遂に半世紀を超えてしまいました。
今だに試行錯誤は繰り返しています、やはり奥は深いです、だからこそまた魅了され、あちこち釣行することもあります。
歳だから視力も落ちますが釣り特に浮釣りでは視力が大切だから目を大事に、また体力も大切ですからいろいろ気遣いながら身体を大事にします。
これがまた健康に繋がりまた釣りに行く、人生は最高です。
副島様も是非最高の人生を送って欲しいです。
今後とも宜しくお願い致します。