さて、遠矢ウキを使ってみたい!でも何を揃えたら良いのか…の疑問にお答えします。
基本は「水深」で選ぶ
皆さんの釣り場の水深はどの程度でしょうか?
そしてポイントは釣り座から何メートル先でしょうか?
潮の流れは?攻略方法は決まってますか?
などなど….ウキを選ぶのにも色々と条件があります。
まずは、「水深」をベースに考ましょう。
今回は釣り場の水深から、選ぶ遠矢ウキを解説します。
水深3mまで
3mまでといえば、河川域、砂浜、磯場など比較的浅い場所です。
そういったところでは、3B程度で良いでしょう。ざっくりと水深1mごとに残浮力Bを増やすといった考え方で良いです。例えば水深3mだと、3xB=3Bといった感じでしょうか。
<おススメ>1号-大、中、小 ・0号-小、ニュー0号S小、180s-小、230s-小、SP400-8やSP300-8の3Bまで、超遠投-小3Bまで、DP300-10 3Bまで、DP230-10 3Bまで、グレZF各シリーズの3Bまで、グレSPシリーズの3Bまで
浅い磯場、港内などオールマイティなウキ
千葉県房総半島で生まれた遠矢ウキの原型。関東方面では現在も大活躍で根強いファンが多いです。
小で十分
ロングセラーのトップ固定型。小は3B前後の設定。細いトップで細身が欲しい方に。
磯場など晒しのある場所や、軽い仕掛けで狙いたいとき
浅場や磯場でのチヌ釣りにも効力を発揮します。
※コピー商品が爆発的に増えてきましたので、ご注意ください。
グレ専用として開発されましたが、磯場や浅瀬などでチヌを釣るのに大好評。
※コピー商品が爆発的に増えてきましたので、ご注意ください。
渚、河川域など、大遠投が必要なとき
リバーチヌや渚釣りに最適なウキです。最近はグレ釣りにも人気急上昇です。
※コピー商品が爆発的に増えてきましたので、ご注意ください。
水深5mまで
竿1本と呼ばれる水深がおよそ5m(平均5.2〜5.6m)前後です。多くの釣り人に好まれる水深です。
水深1mごとに残浮力Bを増やすと言う考え方では5xB=5Bとなりますが、遠矢釣法では竿1本から少し重めの設定を推奨しています。水圧、水流などを考慮してのことですが、水深5m程度となると、6B、または0.8号が基本となってきます。
もちろん、軽めの仕掛けで5Bということも可能ですが、仕掛けが海底に沈むスピードを考慮しますと、もう少し重い方が有利であると考えます。
そこで潮の干満も考えると、4〜5mまでは5B、
5m〜6mだと6B、0.8号と考えて良いかと思います。
<おススメ>300s-小、230s-中、180-大、0号中、ニュー0号中Sセパレート、SP400-8 5B~6BやSP300-8の5B、超遠投-小5B~0.8号まで、日本海-小など
小ぶりなウキですが定番です
いずれも3B~5B程度の残浮力で、静岡〜房総半島などの浅瀬に対応
中浅場から深場までこの3本で足りる
中の5B前後、大の1号前後が使いやすいでしょう。
※コピー商品が爆発的に増えてきましたので、ご注意ください。
中の5B前後、大の1号前後が使いやすいでしょう。
※コピー商品が爆発的に増えてきましたので、ご注意ください。
ロングセラーの威力・細身&細トップで浅場〜深場まで広くカバー
従来に0号シリーズはトップ固定型。ロングセラーの定番商品。中を選べば5B前後です。細トップがお好みの方に。
これぞ遠矢ウキの定番・浅場〜深場まで広くカバー
多彩な釣りに合わせて、小・中・大と長さがお好みで選べます。しっかり遠投できて、トップが見やすい。
ここは、300s小か、230s中、大、あたりを選びたいです。
超高感度・繊細なアタリを捉える
超高感度のモデル。5B~6B前後を選びたいですが、潮位が6mを超えてくる場合は、超遠投-小にしたほうが無難です。
水深8m
竿1本半と呼ばれる水深です。これも多くの釣り人が選ぶ場所となります。
こちらは、0.8号もカバーしますし、潮の流れが早いときは1.0号でも良いかなといった感じになります。
<おススメ>日本海-小、0号-大、ニュー0号大Sセパレート、超遠投-小0.8号、300s-小、中
3Bから1号までこの3本で足りる
大がいいです。0.8〜1.0号前後をカバーしますし、超高感度です。トップも短くて使いやすい。
大を選べばよし
0号シリーズ(固定型)は大は0.8号前後に設定されています。この1本で決まり!
中〜大を選べば1本半攻略OK
300s中、230s大などを選びたいですね。
短いウキですが対応できます
SP230-16には0.8号も対応しています。
超高感度・浅場〜深場まで対応
5〜8mなら0.8号、それより深くなってくるなら1.0号を選びます。
水深10m
竿2本と呼ばれる水深。円錐ウキは攻めるのが難しくなってきますが、遠矢ウキはこの水深も楽々攻略できます。
1.0号〜1.25号程度が良いでしょう。
<おススメ>300s-大、日本海-小・中、超遠投-小1.25号まで、超遠投-中1.0号
深場に強く、超高感度
小、中ともに1.0号、1.25号(超遠投-小のみ)を選びたいです。
短いウキで高残浮力
太仕掛け対応のSP230-16は、1.5号まで対応しているので短めのウキが好みの方向きです。
大でここまでいける
0号-大で竿2本まではカバーできます。
300s中か大を選べば間違いなし
300s-中なら1.5号対応です。
深場や流し釣りに最適
日本海・深場に適応したタイプのウキ。小で1.0〜1.5号、に対応できます。
水深15m
竿3本と呼ばれる水深。通常のフカセ釣りでは限界域の水深ですが、遠矢ウキはこれも楽々です。
1.5号がおすすめとなります。
<おススメ>300s-大、日本海-小・中、超遠投-小1.5号、超遠投-中1.5号
大を選んで間違いなし
300sー大は1.5号程度の残浮力があります。
短いウキで最大の浮力
グレスペシャルSP230-16なら、1号、1.5号の設定があります。
小か中を選ぼう
日本海-小で1.0〜1.5号、中は2.0号前後の設定があります。
1.5号がおすすめ
1.5号を選んで間違いなし。干潮時に10mであれば、1.0号でもOK。
水深20m
竿4本。もうこんな深いところなんて、誰も攻めないよ〜。と思わないでください。遠矢ウキは大丈夫ですよ。
水深20mの底から大型黒鯛や、メジナを釣り上げた実績もあります。
おすすめは2.0号となります。
日本海-中・大、超遠投-中2号
中を選べば間違いなし 真鯛などの流し釣りにも
定番の日本海シリーズ。中で約2.0号前後の負荷があります。
2.0号で流し釣りも
超遠投-中なら2.0号まで設定があります。海峡などの流れの早い場所で流し釣りも可能です。
水深25m以上
もう、とんでもなく深くなってきました。しかし、こういうところを攻めることができるのも遠矢ウキ。
他社ではこの残浮力はほとんど製造していないレベル。でも、遠矢うきはウキ釣りには必要だから作っています。
すごいですよね。黒鯛、メジナはこの深い海底で食うこともありますが、真鯛などは宙層に浮いていることも多いです。
残浮力2号、3号、このあたりを選ぶと良いでしょう。
日本海-大、超遠投-中2号
※しかし、海底30m超えてきたらフカセ釣りには向かない釣り場ですので、場所を再度選びましょう。なぜならコマセがうまく仕掛けと同調しにくくなるからです。
大一択!
3号、3.5号までなら日本海-大で対応ができます。
2.0号でどこまで行けるか!
25m超えてくると、フカセ釣りとしては限界域になります。しかしこの深い海底で大型黒鯛、大型メジナも釣り上げたこともありますので、あなどれません。もし使うとしたら超遠投-中2.0号でしょう。
….以上がおすすめです。このおすすめの中からさらにどれを選べば良いのか…それはまた別途解説しますが、まずはざっくりと水深とウキとの関係を理解してください。
水深で考えると選びやすくなりますね。ぜひご参考になさってください。