大型クロダイを狙え!!最強!遠矢流くわせダンゴ釣法!

遠矢さち子

今回は、クロダイを年間2桁以上釣っている経験から、遠矢釣法での大型クロダイ釣りコツを解説いたします。トシナシ(50cm以上)をバンバン釣ってしまう遠矢流の極意を教えま〜す!よろしくお願いいたします。

釣り座のセッティング

ということで、今回選んだ釣り場は鹿児島県は串木野新港。広くて車のすぐそばで釣りができるので、初心者にが練習するのに最適です。さて、釣りを開始!すぐに竿を出すのはNG、まず釣り座のセッティングをはじめます。

小道具の決まった位置がありますので、まずはそれを覚えましょう。

基本的には、右手で使う小道具は釣り座の右側に、左手で使うものは左側に配置することです。

例えば、遠矢流では右側に置くものとして、

  • 竿受け
  • コマセ(撒き餌)を入れたバッカンとヒシャク
  • 水汲みバケツ
  • タオル

などです。わざわざ手元を見なくて良いように置き場所も決めておきます。さて、左側は、

  • つけ餌を入れる餌箱
  • くわせだんごバケツ(右手でコマセをまいて、その間左手でダンゴを握るため)
  • 飲み物(バッカンの近くはコマセだらけになるので)

などでしょうか。

あくまで、個人によって右手左手の感覚差がありますので、皆さんが使いやすいように配置を考えてください。遠矢流では仕掛けが地上にあることが一番無駄な時間だと考えます。一刻も早く手返しの良い釣りをすることが釣果を上げるのにとても大事なのです。

まずは道具を釣り座にセット。右側にバッカン、左に餌箱とくわせダンゴバケツ。水汲みバケツはバッカンの前に置きます。この位置は手際よく釣りをするのに重要です。

コマセを準備

セッティングができたら、今度はコマセを準備。またつけ餌にくわせダンゴは必須アイテムです。

道具を置いたら、竿を出す前にコマセの準備(ここ重要)。今日使う配合餌のブレンドとつけ餌のくわせダンゴ。あとはオキアミ1kgを準備します。

コマセのメニューは、

  • マルキュー日本海(半袋)
  • MP1袋
  • チヌパワー1袋(MP2袋でも良い)
  • おからだんご半袋(ボリュームを出してまとまりをよくすることと、灼離れをよくするため。)
  • 麦コーン1袋
  • 生オキアミ3kg(サイズはLLにし、1kgをコマセに混ぜ、残りはつけ餌用。約1kgは余るので次回に使おう)
  • 海水約5〜6L

上記をよく混ぜます。ただし、オキアミだけは最後に添加して、形を潰さずに優しく混ぜるのが遠矢流です。出来上がったコマセは、握ると固形になる柔らかさがベストです。あとから水が出てきますので、1時間経ったら再度混ぜてみましょう。粘りが出ます。また、予算がないという方は日本海、MPだけでも入れてください。

つけえさのメニューは

  • 生オキアミ(コマセに使った3kgブロックから取る)
  • 食わせだんご(つけえさに包む団子で、これは別途バケツに混ぜて使う。)

コマセを作り終えたら、2~3投ほどだんごにした握り拳大のコマセを自分のポイントに投げてから、その後に仕掛けを準備します。くわせダンゴは1袋をバケツに入れ、海水を計量カップで180CCを2杯入れます。(袋にはこれより水量少ない明記されていますが、360CCが妥当です。)海水を入れたら素早く60回かき混ぜます。

くわせだんごは、海水を加えたあとはしっかりと60回かき混ぜることです。出来上がりはシフォンケーキのようなふんわり感があるのがベスト。決して「ねり餌」のように固くこねないでください。ふんわり感があることで、くわせだんご特有の「バラけ」感が出ます。これが良いのです。

仕掛けを作る

さて、コマセを作ってポイントへいくつか入れた後にゆっくりと仕掛けを作ります。

仕掛けは、道糸、ウキ止め糸2か所、遠矢うき超遠投小0.8号と遠矢スベイル、ゴム管ストッパー、ガン玉数個、ヨリモドシ10号、ハリス1.5号、チヌ針2号・・・だけ、といたってシンプル。ウキ止め糸が2か所なのは、タナをどんどん上げていくときにタナボケしないためです。

ここで注意したいのは、「潮受けゴム」とか「バランサー」とか「シモリ玉」とかは、一切不要ということです。できるだけ、簡素な仕掛けを心がけてください。初心者は色々とつけた方が良いような気がしてごちゃごちゃとネックレスのごとくつけてしまいがちですが、遠矢流釣法ではいらないということを覚えてください。

タナを計る

仕掛けを作ったら、きっちり水深を測って底トントンからスタートが基本。まずは、基本の水深と同じ深さで頑張ってみます。タナは季節や場所によっても変わります。今回は、今の時期(夏の終わりごろ)の特徴である底ハワセを最初から設定します。ハワセとは、測った水深よりもウキ下を深くすることです。それによって、仕掛けが海底に横たわっている状態を作り出すことです。夏は、水温が高いため、黒鯛は水温の低い海底にいます。そして人間と同じく夏バテ状態であることがあります。人間が涼しいところを求めるように、夏のクロダイもやや水温の低い位置にいることが多いのです。

今回は経験上、この場所では60cmハワセます。(水深よりも60cm深くウキ止めを移動させる。)場所によっては30cmハワセや、90cmハワセる方がよいところもあります。初心者が見よう見まねで釣れるのもこの時期。下潮で潮が引いていき、水深が浅くなっているのに気がつかないで、満潮時の水深のタナのままで流していると、いつの間にか仕掛けはハワセ状態になっています。それで釣れるというわけですが、遠矢釣法ではそのハワセる設定もシビアに決めていきます。

渋い時は、このハワセ幅を10cm間隔で短くしたり長くしたりして、黒鯛のいるタナを探り当てます。

水深の測り方は、ゴム管付きオモリを針先につけたら、ポイントへ投げ込み、遠矢ウキが「コツン」と一瞬沈んですぐに浮く瞬間があれば海底に着いた(そこについた)ということです。ウキが出てこなかったり、沈む気配がないときはウキ止め糸を上下させて調整してください。早く竿を出したいでしょうが、ここは我慢して、時間をかけて正確に測ることがまず大事です。

釣り開始・振り込み

仕掛けを作っている間に、コマセが徐々に効いてきます。

準備が整ったら、仕掛けを振り込みます。仕掛けの振り込み方法は、上かぶりと襷ぶりの2通りですが、今回は仕掛けを後ろに回し、その勢いで前に投げる方法です。仕掛けを投入する際のコツは、仕掛けが空中にあるときにリールに指を軽く当ててブレーキをかけてやるとうきが絡まないで着水します。

仕掛けを投入したら、直後にその投入ポイントへコマセを2個、ヒシャクで投入します。うきが流れていく方向へまくのが基本です。

つけ餌を工夫する

さて開始早々に、カイズ(メイタ・40cm以下の黒鯛)がヒット。よし、今日は最初からすごいぞ!・・・と思ったのも束の間、長い時間アタリがなくなり苦戦。餌の大きさを変えたり、遠投する距離を変えたりしながら攻めています。タナも上げたり下げたりしてみますが、やはり60cmハワセに反応があります。

しばらくしてからまたカイズがきました!

しばらく時間が空いてから再びカイズがヒット。今日は渋いです。昼ごろまでにポツポツとカイズが数枚釣れたところで、風向きが悪くなり午前の部は終了。

釣り場は風が決める

午前の場所は風が正面になりました。風は常に自分の背後から来る場所を選ぶこと。正面風や横風の場所は、例え昨日誰かが爆釣した場所だとしてもNG。風の影響を受けやすいウキフカセ釣りは、必ず風向きを考えて場所を決めます。

基本的には自分でポイントを作る遠矢釣法ですが、風が悪くなったら移動するのも大事なことです。

お昼を済ませて午後からは大きなクロダイを狙いに、風裏となる外港へ移動します。移動した港で再びコマセを撒き、仕掛けも餌もタナも午前中とまったく同じ仕掛けで釣りを開始します。

くわせだんご

サイズの小さいメイタクラスを釣ったので、午後からはじっくりと大物を狙ってみます。

大物がヒットする確率の高い「くわせだんご」。遠矢釣法の必殺技でもあります。これはオキアミをつけた針を丸ごとだんごで包むもので、紀州釣りと違う点は、ふわふわと宙層を漂うこと、そしてこのダンゴごと食わせる点です。また似た釣り方にダゴチン釣りというのがありますが、ウキダゴ釣りはダンゴを底につけて割れた餌を食わせるものですが、くわせだんご釣法は、ウキフカセ釣りの基本で餌を流しながらダンゴごと食わせるものです。

メリットはダンゴの硬さを自由自在にできること。だんごがバラけることが大事で、初心者はつい練って練り餌的に使ったり、カチカチに硬く握りすぎることがありますが、NGです。

バラけて食いを促進するのが大事なので、どちらかというとふんわりとまとめるのがコツ。優しくオキアミを包んで、丸い形にしていきます。慣れるまでは片手で上手く丸くできませんので、最初は両手でもOKですから、あまり固くなりすぎない程度に丸めて投入します。

投げるときは、優しく竿の弾力を使ってしなやかに投げてください。ルアーで慣れた人は、初速を早くしてしまいがちでだんごを割ってしまいますが、初速はゆったりと大らかな振りかぶりで投げてみてください。これは練習あるのみ!

これぞ遠矢釣法!ついに大型黒鯛が!

「午後からがいいポイントなんですよね」と根気強く仕掛けを振り込むものの、チャリコ(真鯛の子)が邪魔をするようです。長い時間が過ぎていきます。遠矢釣法では、餌を効かせるまでに約2時間必要ですから、ポイントと決めた場所には2時間は頑張りましょう。

そして….夕マヅメの時間帯になると、カイズをゲットしました!

その後、謎の大物が来たのですが、痛恨のラインブレイク!と,,,,思う間も無く間髪おかずに再び大物が来ました!チャ〜ンス!

今後は大きいぞ〜!慎重にやりとりをして、なんとか無事に魚をタモにいれました。

大型のクロダイです!!計測してみると、なんと55cm!「やっぱりくわせダンゴで、きましたよ~!」

堂々たるトシナシ55cm!!

串木野外港でこのサイズを釣ったのは初めて。気温が34度を超える暑さの中、午後から3時間半粘って出した大型黒鯛!

「粘りも釣法のうち」なんです〜!

今回のキーワードは、60cmはわせることとくわせダンゴ、それと粘りでした!(終わり)ご参考になれば嬉しいです!

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