瀬渡しに挑戦!名礁・野間池へ
1月初旬。前回は、地波止と地磯で練習をしましたが、今度は待望の渡船!瀬渡しの磯でメジナ釣りの練習をすることになりました。今回もメジナ釣りの名手山本さんにご指導いただき西村さんが挑戦します!練習の場所は….なんと!山本さんオススメの磯で有名なグレの聖地、名礁「野間池!」に向かいます。野間池といえば、メジナ釣り師にとって憧れの場所。数が出る磯場として有名です。
さて、当日の朝、6時半に船着き場へ集合。まだ、真っ暗な中で準備をして船を待ちます。ここ半月程、水温が急激に低下している情報が入り、食い渋りも予想されます。さて、今日乗る磯は野間池でもあまり人気のない磯ですが、山本さんはこの磯で最近爆釣しているとのことで期待が持てます(写真参照)。
野間池の渡船(瀬渡し)は、船によって割り当てられる磯の当番が決まっています。また、土日はじゃんけんで乗る磯を決めるため、希望する磯には上がれないこともあるのでご注意ください。上がりたい磯がある場合は、事前に当番を調べ、なるべく平日の方が予約できるでしょう。
配合餌、ウキ
当日は若潮で、干潮午前8時半、満潮は午後2時半。
磯へ降り立ち準備を終えたのは、午前7時半過ぎ。干潮下げ止まり直前からのスタート。今回のコマセは全員が、マルキューV9とパン粉、オキアミ。状況に応じてコマセにグレジャンボを追加。ウキは遠矢うき「グレスペシャルSP80-18残浮力00」を使用する。
マルキューV9とパン粉、オキアミ。基本通りのコマセ配合です。
一番実績のある釣り座に西村さんが入り、山本さんはその裏側に陣取ります。初心者に一番良い場所を渡すのも遠矢流ならではの心遣い。まずは、釣らせてあげることが大事です。
仕掛け図
仕掛けは次の通り。残浮力000〜0までは基本、この仕掛けと同じ。PEラインは遠矢釣法ではお勧めしません。ラインが浮いてしまい、タナがしっかり取れないためです。道糸はナイロン、ハリスはフロロカーボン推奨です。
実釣開始
コマセを打ちつつ、半誘導仕掛けでメジナのタナを探る山本さん曰く「最初は基本通り、2ヒロのタナから始めるのがいいですね」とのこと。
しかし、2ヒロから始め、竿2本(約10m)まで探ってみましたが、怪しいアタリはあっても魚がのらない様子。餌取りのオヤビッチョ、フグなどが釣れるも、なかなか本命が来ない。
釣り開始後、1時間半。タナや、針のサイズなど、こまめに微調整していた山本さんに40cmオーバーのメジナがヒット!タナは竿1本半程度(約8m)です。驚きの深いタナです!
タナを探るのは重要。この日は竿1本半(8m)!遠矢流ではタナをしっかり取る事を推奨します。ウキ止め無しや全遊導は初心者には難しいのでおすすめしません。
パターンをつかんだ山本さんはその後も、2枚追加!
一番良い場所で釣りをしていた西村さんは、強い向かい風に苦戦している様子。道糸が強い風にあおられ、思うようにアタリを捕えることができません。
午後からは下げ潮になったがますます風が強くなり、西村さんも山本さんと同じ場所へ移動。
山本さんにいろいろアドバイスをいただき、ようやく本命ゲット!40cm弱のメジナです。
その後、メジナも食い渋りの状況が続く中、最後はタナ2ヒロのパターンで山本さんが入れ食い状態で枚数を稼いでいきました!
潮と風の状況さえよければ、さらなる枚数アップが狙えたはずですが、今回は2ケタ越えられずに残念そうな山本さん。
条件の良い日だと35枚以上は釣れるそうです。しかし、いずれの魚も40cm平均で良型揃い!
これからが本番!メジナの数釣り&大型狙いが楽しめそうです!
別の日の釣果
条件が良ければ、こんなに釣れます。50cm近いものも入って大漁です!!
西村さん、50cmオーバーを釣る!
前回、遠矢流のメジナ釣りの講習を受けた西村さんが、その後、地磯でメジナ50cmオーバーを釣り上げるという快挙を成し遂げました(写真参照)!お見事です!おめでとうございます!
遠矢グレできっちり基本をマスターすれば、結果がでるということですね。素晴らしいです!
ぜひ、基本的なことをマスターして、メジナ釣りを楽しんでください。