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<クロダイ(チヌ)>遠矢国利名人の大ヒット書籍・違いを探そう!

目次

バリエーションの違い

さて、西東社出版の「クロダイ(チヌ)」は1985年発刊以来ベストセラーとなり、約20年間にわたって発売され続けました。この本、いろんなバリエーションがあるのをご存じでしたか?

まず、表紙の違いを検証してみます。

最初の初期のオレンジ色本には裏に黒鯛の写真がありますが、後期になるとオレンジ色のみとなります。

内容は2部構成になっており、前半の「磯のクロダイ釣り」を遠矢国利名人116ページ、後半の「堤防のクロダイ釣り」を児玉市郎氏64ページという構成です。(グラビア、付録ページを含む)

遠矢国利名人が全国を回って、黒鯛釣りとともに遠矢ウキを日本全国で広め、日本中に黒鯛釣りの一大ブームを起こしました。その絶頂期に刊行されたもので、1980年〜1990年代に黒鯛釣りを始めた人でこの本を知らない人はまずいないでしょう。

オレンジ本とグリーン本

とにかくオレンジ本が大ヒットしたので、その後2000年に入ってからグリーン本が出版されます。

右がグリーン本、2000年代に発売されていたもの。左は、オレンジ本の初版第1版の貴重なもの。

グリーン本の「初めに」の部分で、遠矢国利名人がこのように語っています。

「それまでもウキ釣りの常識にとらわれない自由な発想で、私なりのウキ釣り釣法を旧本『クロダイ(チヌ)』のなかで述べさせていただいたが、刊行後、全国のクロダイファンから予想を上回る反響があり、私自身、うれしい驚きであったとともに、いまさらながらクロダイ人気の高さにびっくりしたものである。それから何年かたち、年々海の状態が変化するように、ウキ釣りを取り巻く状況も刻々と変化している。そのなかで最も大きな動きは、ダンゴエサの開発とその釣り方の普及ということであろう。かつて、海釣り用の配合エサが寄せエサとして使われるようになり、クロダイのウキ釣りに一大革命をもたらしたように、ダンゴエサとそれを使った釣法が、この釣りにおいて重要な役割を果たすことは、まず間違いないだろう。本書を新刊として刊行する理由もここにある。」

今、この本を読むと、今となってはごくごく当たり前のことが書かれているように見えても、当時は革命的な釣り方だったのです。その革命をもたらしたのは、遠矢国利名人です。

1970年代までのウキ釣りといえば、ウキと言っても非自立の極小のトウガラシウキや、アタミウキ、玉ウキ、阿波ウキなどで、どちらかといえばぶっ込み釣り、脈づりなども人気があった当時に、長い自立型の棒うきを提げて登場し、周囲をあっと言わせる釣果を出したのだから、大反響をもたらしたことは言うまでもありません。

永遠の王道、遠矢釣法

そしてグリーン本には、新たな釣り方としてくわせダンゴ釣法が紹介されており、さらに充実したものになっています。

遠矢国利名人が担当したページ数は初版本106ページから、次に111ページから、144ページへと増え、遠矢ウキの紹介、くわせダンゴの使い方の部分も挿入されました。共著の部分が児玉市郎氏から山下正明氏に変更となっています。ウキ釣りの代表、遠矢国利名人135ページ、落とし込み釣り代表として山下正明氏93ページとなっています。(グラビア、付録ページを含む)

大きなキャプションの違いは、オレンジ本が「黒鯛の磯釣り」となっていたのが、グリーン本では「黒鯛のウキ釣り」となっているところです。表紙の黒鯛の写真も変更になりましたね。

遠矢国利名人のおすすめはグリーン本で、増刷するたびに、より校正を加えて書き足していったので、最後の版の方が充実しているとのことです。

古本屋でオレンジ本はよく見かけますが、グリーン本は少ないですね。ぜひ遠矢国利名人ファンの方は探してみてお読みください。現在と昔では、釣り方をコロコロ変える名人がいる中で、遠矢名人は変わることなく「遠矢釣法=ポイント釣法」を実践しています。今後も変わらないでしょう。

遠矢釣法が永遠のスタンダード、黒鯛釣りの王道と言われる所以です。

ぜひ、ファンの方は全種類をコンプリートしてみてはいかがでしょうか。(終)

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